ふたりは同じことを考えていました。「なんてわたしは幸せなんだろう」
ふたりの体がなくなっても、心はいつも一緒にありました。これからもずっとずっと。
そっと目を閉じるふたりの指には、コラニーの指輪が美しく輝いていました。